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★No.5  毎日の補食を考える楽しみ・・・

現在私は実業団のラグビーチーム(トヨタ自動車)で専属栄養士として働いています。実業団の選手は、午前練習の時は午後から仕事、午後練習の時は午前中仕事をしてからグランドに集合します。その場合、朝食を早くとることで十分な量の朝食が食べられなかったり、午後練習後、夕食が遅くなることがあります。そのような環境で、必要なエネルギー、栄養素をしっかりとるためには、タイミングよく「補食」をとることが大切になってきます。そこで、毎日練習後に補食を用意しています。補食の内容は炭水化物(エネルギー補給)、たんぱく質(壊された筋繊維の回復)、ビタミン(疲労回復)がとれるように選んでいます。予算や衛生上の問題もありますので出すものは限られてきますが、その中で毎日、日替わりでいろいろなものを出すようにしています。最近では「今日の補食は何?」と楽しみにしてくれている選手もいます。補食を用意して、選手に提供することで選手が食べることに興味を持ってくれて、食べることが大切だと感じてくれたらいいなぁと思っています。補食を渡すときに、「疲れがとれない」「最近、体重減ってきてね・・・」など体調について話をすることもあります。また、可能な限り手作りした補食を提供することで「どうやって作ったの?」と選手との会話が広がることもあります。

私は「どうしたら選手に分かりやすく説明できるかなぁ〜」「今度はこれを試してみようかなぁ〜」などを考えながら仕事をしています。そして、現場で働く栄養士はたくさんいるけれど、私にしかできないことを工夫しながら実践してみようと心がけています。
すると、私自身も楽しみながら仕事をすることができるのです。

最近では、「明日の補食は何にしようかな」と考えることが楽しみの一つになっています。
ちなみに明日の補食は卵サンド。選手は喜んで食べてくれるかしら、、、

 


 

 

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