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今回は、元ジュビロ磐田フィジカルコーチの菊池忍さんをご紹介します。菊池さんは昨年まで名古屋グランパスエイトに在籍し6年程一緒に働いた仲間です。菊池さんにコーチの立場から栄養教育などに関するお話を伺いました。



菊池 忍さん : 元ジュビロ磐田 ユース フィジカルコーチ


Q1. ジュビロ磐田での食事状況は?
ジュビロ磐田ユースには26名在籍しており、そのうち24名が寮で生活していました。寮では、栄養士さんを初めとして、食堂には専門の調理師さんも常駐しています。食事については、量、バランス等管理されています。特にユースの選手には、食事もトレーニングと位置づけ、チームとして食事に大変気を使っています。新入生は、入寮して最初にぶつかる試練です(笑)


Q2. 仕事をしていて困ったいることはありますか?
自宅から通っている選手は、練習後の帰宅時間が遅くなります。そのようなときにどのタイミングで何を食べたらよいのか、そして翌日に疲れを残さないための工夫などのアドバイスの必要性を感じています。

Q3. 食事が大切だと感じる時はいつですか?
自分自身、ウェイトトレーニング等のトレーニングを行っていますが、はやり、食事に少し気を使うようになった時、筋肉もぐっと大きくなりましたし、体型に変化を感じたりすることができました。トレーニング−栄養−休養というものの大切さを自ら感じています。

Q4. 現場で必要な栄養教育とはどのようものだとお考えですか?
プロの選手たちは、やはり、職業として健康管理に気をくばり、自発的に栄養の知識を得ることができる選手が多いと思いますが、ユース年代や、ジュニアユース・中学年代では、栄養面についての知識を持つことは不可能ではないにしても、難しいと思います(しっかり知識を持ってくれるのが望ましいのですが・・・我々の仕事ですね・・・)。特にこの年代では、まずは、3食しっかり食べる事から教え込む必要があると感じています。そこから、何を、いつ、どの位・・・などなど、より詳しい知識習得につながっていく気がしています。
 よく食べる選手は、トレーニングの効果も出やすいし、大きくて、強い選手が多いなという印象は間違いなくあります。

Q5. スポーツ栄養士を志す方に求めることは?
競技にはいろいろな特性があります。どのように試合が行われるのか、1週間の練習の流れ、トレーニングの内容などは競技によって様々です。栄養の知識と供にその競技の特性を理解した上で、選手の栄養教育に取り組んで頂けると、より深いアプローチができると思います。

 




さて、次回はどんな方が登場するでしょうか?お楽しみに・・・


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