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今回は元日本代表の池内さんをご紹介致します。現役時代の話から現在の指導者としての立場から考える栄養についてお話を伺いました。



池内 豊さん 

【現在の所属】 

スポーツフォーラム愛知  ゼネラルマネージャー
財団法人 日本サッカー協会 ナショナルトレセンコーチ東海担当

 

【略歴】 現役 フジタ→ベルマーレ平塚(1980〜85日本代表)
指導 フジタ女子サッカークラブ(ヘッドコーチ)Lリーグ
名古屋グランパスエイト(ジュニアユース〜サテライト監督)
知的障害者サッカー日本代表(アシスタントコーチ)
モノリスフットボールクラブ(総監督)
公認S級コーチ


Q1. 現役時代、食事に対する意識は如何でしたか?
32才で現役を引退しましたが、20代後半から特に食事や休養について気を付けるようになりました。プロができたことや年齢的に身体をケアしなくては若手選手についていけなくなったからです。現役の最後は、怪我が原因だったのですが、若いころから身体のケア・食事についてもっと気を付けていればもう少し現役を続けることが出来たかもしれません。


Q2. 現在接している選手たちの食生活の様子をみて感じることはありますか?
今は選手たちの空腹を満たしてくれるものがたくさんあります。例えば、お菓子や菓子パンのようなもの、飲み物にしても、ある程度、自分の好きなものを好きな時間に飲食できます。したがって、意識しないと悪い食生活にどんどん入りこんで行きます。先日、小学校低学年の子で練習の休憩時間にお菓子を食べている子がいてびっくりしました。


Q3. サッカー選手にとって食事が大切だと感じるときはどのようなときですか?
クラブの子供たちの遠征先や、各年代のトレセンの合宿に参加することが多いのですが、好き嫌いの多い選手や食事の量が少ない子は、グランドでのパフォーマンスも下がってしまいます。特にハードな遠征や合宿では顕著に現れます。


Q4. 選手からよく聞かれる質問何ですか?
クラブの選手(小・中学生)ですと、練習が終わるのが、夜、遅くなることが多くなります。そんな時の食事のとり方について聞かれることが多いです。また、サプリメントについても聞かれるのですが、その年代でのよい食事の習慣化が優先することを伝えています。


Q5.現場の栄養士とはどのような人物ですか?
その対象となる選手のレベルや目的に応じてアドバイスができる人。そのために現場コーチと常にコミュニケーションがとれることが大切だと思います。


Q6. 現場で子供たちに一番教えてもらいたい栄養アドバイスは何ですか?
食事の重要性と良い食習慣をつけることを子供にも、その親御さんにもアドバイスをして頂きたいです。また、食事と関連して睡眠の重要性をアドバイスして頂きたいです。


Q7. 今まで学んだ栄養学で現場に役に立っていることは何ですか?
すぐにエネルギーに変わる食事とは、また、それを助けるビタミンとは何か、 トレーニング・ゲーム後の食事の重要性について など


Q8. 今まで学んだ栄養学で現場に役に立っていることは何ですか?
先日、間宮さんに栄養講習会を開いていただいてから、遠征・合宿でのクラブの子どもたちの食事に対する意識がが間違いなく変わってきました。また、あるお母さんが、バランスを考えた朝食を毎日しっかりと用意していることをその子供がコーチに報告に来ていました。 私たちコーチが「出来ていない」と認識したいたことが、実は「知らなかった」ということは多いですよね。

 

 


さて、次回はどんな方が登場するでしょうか?お楽しみに・・・


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