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 今回は、現在私が所属するチームでスタッフとして一緒に働いている宮尾正彦氏をご紹介します。映像を使って試合や選手の動きを分析して勝利に貢献するという専門的なお仕事について伺いました。



宮尾正彦さん 

 略歴

1971年 新潟県新潟市で生まれる
1996年 筑波大学大学院体育研究科終了
1997年〜1999年までラグビー日本代表分析スタッフ
2001年〜2003年までJISS(国立スポーツ科学センター)スポーツ情報研究部契約研究員
2003年4月から現職

 所属 トヨタ自動車(株)人事部スポーツ健康推進グループ ラグビー部所属

 仕事の紹介

主に映像を使ったコーチ・選手のサポートをしています。
普段の練習では、練習のポイント、コーチの視点に基づいたカメラ撮影を行い、練習後に選手やコーチがパフォーマンスチェックを行う材料を準備します。試合が近づくと、対戦相手の情報を収集したり、トヨタの試合では撮影したテープを編集し個人別のプレー数のカウントやミーティング資料の準備をします。
また、練習後に個々の選手の課題を矯正するための個人トレーニングの手伝い(練習台) をすることもあります。



Q1. 仕事をしていてやりがいを感じるときはどんな時ですか?
「ラグビーで飯が食える」仕事が出来ていること自体がやりがいです。特に選手の一つ一つのプレーのなかに、彼ら自身の課題に対する意識とその克服のための努力、そして実際に克服したことを感じ取れた時、そして、これらのことを選手と同じように共有できた時、試合を何度も何度も細かく見る中で今まで知らなかったラグビーの魅力を発見した時などに強くやりがいを感じます。


Q2.今まで現場で栄養士と一緒に働いたことはありますか?(トヨタ以外)

 日本代表チーム、JISSで一緒に仕事をさせてもらいました。


Q3. また、その場合、栄養士さんから影響を受けたことはありましたか?

 彼ら(彼女ら)は、時間を見つけて積極的に練習や試合へ足を運んでいました。 実験・論文や専門書だけでなく、常に競技現場から学ぶ彼ら(彼女ら)の姿勢に強く感銘を受けました。
また、担当する選手名や彼らの練習での様子などをしっかり覚えており、ミーティングでの選手とのコミュニケーション材料として効果的に活用していました。


Q4. 昨年からチームに専属の栄養士が配属されましたが、以前と比べて変化を感じることはありますか?
 一番強く感じたのは、選手の意識の変化だと思います。 体重でも体脂肪率でも、定期的に客観的数値が示されることによって、選手達が自分の身体の状態にこれまでより強い関心を持つようになりました。さらに、そうした自分の状態について専門家のアドバイスがダイレクトに受けられますので、意識のある選手ほど数値的にも自覚的にも試合での成果が出せているのではないかと思います。


Q5.今後の宮尾さんの仕事の目標は?
 ヴェルブリッツのタイトル獲得です。

 




 


さて、次回はどんな方が登場するでしょうか?お楽しみに・・・


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