【第11回】
1)日時:平成17年9月25日(日)
2)テーマ 「海外遠征帯同レポート・実業団ラグビーチーム編」」
3)参加人数:15人
講師: 管理栄養士 間宮裕子 管理栄養士 木村美智子
今回は、主催者・間宮が海外遠征に帯同した時の様子、仕事の内容を写真やビデオを交えて紹介しました。ホテルでのメニュー調整、現地のスーパーでの買い出し、食事会場の様子などをお話しました。また、第二部では夏ばて予防の食事のポイントと簡単に作れるレシピを紹介しました。
第一部【海外遠征帯同レポート・実業団ラグビーチーム編】
1)出発前の準備
・ 現地の食事状況を把握する
・ 持ち込みできる食品を確認する
・ 食品の買出し
・ 体重記入表などの準備

2)現地での仕事
・メニューの打ち合わせ
・ 食事スケジュール(食事会場・食事時間)の確認
・ 体重測定
・ 補食の準備(買出し)

3)人気メニュー
・ やはり、日本で食べ慣れた味が喜ばれます。中でも、カレーライスは一番人気!
その他には日本から持参した梅干やお茶漬けが喜ばれました。

4)現地スタッフとのコミュニケーション
・よりよい食事を提供する為には、現地のスタッフとのコミュニケーションが大切になってきます。
ホテルのスタッフやシェフと会話をすることで、こちらのリクエストにも応じて頂けることがあ
ります。言葉は通じなくても、「伝えたい」気持ちがあれば何とかなるものです。
5)海外遠征に帯同する栄養士の仕事
・ 選手の食欲が落ちないように工夫をする
・ 選手の体調を把握して素早く対処する
・ 予想される事態に対応できるように、事前に準備をしておく
・ 現地スタッフとのコミュニケーションをとり、よりよい環境を提供する
・ 栄養士自身の体調管理に努める
第二部【夏ばて予防の食事】
1.
夏ばて予防のポイント
・ のど越しの良いもので食べやすくする →そうめん そばなど
・ 香辛料で食欲増進する →カレーライス キムチなど
・ 胃酸の分泌を促す調味料を使う →酢の物など
・ 口当たりのよいものを間食にとる →ゼリーなど
・ 食事でも水分補給ができるようにする →野菜スープなど
●夏ばて予防お勧めレシピ
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<モロヘイヤ丼>
★材料
・ ご飯 300g
・ モロヘイヤ 80g
・ ポン酢 適量
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★作り方
(1)モロヘイヤを塩を少々加えた沸騰湯でサッと茹でる。
(2)・のモロヘイヤを冷水にとり、包丁で細かくたたく。
(3)ボールに(2)を入れ、ポン酢適量と和える。
(4)(3)を炊きたてのご飯の上にかけて食べる。
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勉強会を終えて・・・
今回も全国各地からお越し頂きスタッフ一同感謝致しております。栄養士が海外遠征に帯同する機会はあまり多くありませんが、今回紹介した内容は、国内の合宿でも応用できる内容です。少年チームの夏合宿から、部活の地方遠征まで環境・状況に合わせた栄養サポートをする際に参考にして下さい。
※最後に、アンケートから参加者の方の声を紹介します。
・ まずやってみようと思ったのは「手洗い・うがい」でした。アメフトチームに関わっていますが、夏合宿では体調を崩す選手も数名いたようです。合宿全てに帯同できませんが、普段の生活習慣の一つに取り入れてもらえるように呼びかけていこうと思います。(栄養士 立澤奈帆子)
・ 今回初めてこの勉強会に参加したのですが、とても詳しく話をして頂き、勉強になりました。部屋の雰囲気や一つの机に何人か座って聞く感じが良かったです。スポーツに関わる仕事をしたい気持ちがより強くなりました。(園田学園女子大学 長永雅子) |
※参加者の皆様にはアンケートにご協力して頂きありがとうございました。参加者のご意見・ご要望は今後の活動の参考にさせて頂きます。
※勉強会に関するお問い合わせはこちらまで:ymamiya@spice.or.jp
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