紹介記事

イエローボタン

新聞


・『中日新聞』 '99/6/9(水) 夕刊 【愛知、岐阜、三重版】
  ※下記に記事あり
・『中日新聞』 '02/1/31(木) 朝刊 【愛知、岐阜、三重版】
  タイトル:「職生活(不況下の働きがい)」
・『中日新聞』 '03/1/16(木) 朝刊 【知多版】
  タイトル:「上を向いて生きようG(リストラされて)」
・『朝日新聞』 '99/5/1(土) 朝刊 【知多版】
  タイトル:「運転教室で道開く」
・『読売新聞』 '03/9/21(日) 朝刊 【中部版】
  「幸せの新聞」のコーナー タイトル:「あしたがある(112)」
・『岐阜新聞』 '00/3/8(水) 朝刊
  タイトル:「明日に向かって(自立への模索)」

※『中日新聞』 1999年6月9日(水) 夕刊


愛知県東海市で勤めていた自動車学校が倒産した同市荒尾町の村上昭三さん(四一)はこのほど、ペーパードライバーや運転に自信がない人を対象にした"出張"ドライバースクールを開業した。結婚直後での失業。わずか教習車二台での独立だが「勤めていた時は正直、態度が横柄になることもあったが、今はお客さんの笑顔が励み」と人生の再出発に充実感を感じている。 村上さんは、ことし一月に経営難で廃校、倒産した同市加木屋町東大堀の東大白動車学校で教習指導員と技能検定員(試験官)をしていた。昨年六月から給料が二〇%減となり、夏のボーナスも全額カット。再建を目指していた会社に一抹の不安を抱えながら十月末に結婚したが、新婚旅行から帰ってきたら会社は廃校目前。十二月に辞めた。十一、十二月の給料と夏冬のボーナスは未払い。 約十年勤務した退職金も半額しか受け取っていない。「妻には一度も給料袋を渡していないんです。失業保険をもらい、教習指導員の就職先を探したがなく、落ち込んだ」という。ふと、以前ニュースで見たことを思い出した。「教えることへの自信と誇りはある」。サラリーマンを望んだ妻も、最後は渋々承諾してくれた。「三百万円の借金に退職金と貯金を足し、教習用の車二台を購入。 指導員の元同僚と二人で三月、スクールを始めた。村上さんは、客の自宅まで出向き、走るコースや内容を相談して指導している。東海市から名古屋へ買い物に出掛けるコースを走り、名古屋高速に入って千種区今池までの道筋をたどったこともある。外国駐在で慣れた左ハンドルから右ハンドルに感覚を戻したいという帰国した会社員も。苦手な車庫入れや方向転換、縦列駐車なども、 希望に合わせて指導している。これまでに十数人に教えた。 村上さんは、この"出張"スクールを自身のチャンスだと思い、「ラック(幸運)」と名付けた。個人のベーパードライバー専門スクールは、まだ全国にもあまり例がないという。「教える密度が、学校時代と全然違う。お礼の一言がとてもうれしいし、安全運転してもらえることが励みです」と話している。 聞い合わせは、ラック=電052(603)5161=ヘ。

※この記事は、中日新聞社の許諾を得て転載しています。



イエローボタン

TV


・CBCテレビ 『ユーガッタ!CBC』 '99/6/17(木)
 「大石で行こう!」のコーナー タイトル:「社長への転身」
・中京テレビ 『プラス1』 '02/3/8(金)
 タイトル:「ペーパードライバーに出張教習」