大和物語切

収蔵品COLLECTION


大和物語切伝藤原俊成筆平安時代後期(１２世紀）八幡名物鎌倉時代の古写本や古筆切の大和物語は存在するが、平安時代のものは非常に珍しい。本品は平安時代書写の大和物語の断簡として大きな意味を持つ。この一幅は、江戸時代の僧であり寛永の三筆の一人として数えられる松花堂昭乗（1584～1639年）が住持していた、京都府の石清水八幡宮滝本坊に伝来した「八幡名物」の一つである。

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